耳打ち






木場と青木、お昼のお仕事中。
耳打ちとか、普通にしてそうだよな。
「先輩…ちょっと」
「なんでえ」
 二人とも普段から結構、距離が近いことに気付いてないんだけど、ふとこういうことで気付いて、内心は顔が近いことに少しばかり動揺してるんだが、仕事中にそう言うこと考えるのもなんだな、と思って黙ってる。
 だからほんのり赤くなるけど、判らないように気付かないふりする木場とかときめく。

 昭和の仕事=綴込用紙(青木の持ってる黒い奴)というのが刷り込みのように。
 

差分で、夕暮れキス


オフィスラヴー。
木場のほっぺにちゅー。一瞬だけ、誰もいなくなった瞬間、みたいな。
ついでに青木の上着脱がせてみた。
青木が木場のネクタイ引っ張るのとかにときめくんですけど!!
「…馬鹿、なにしてんだ」
「…接吻、したい気分でしたから。いや、でしたか…?」
「嫌なら振り払ってらぁな」
「ですよね。…先輩。もうヒゲが痛いです」
「うるせえよ」

あーもう、でも仕事場ではここまでで。…って云っても、一体ここは警視庁内のどこなんだろうね。





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