ここでは一般に言う、旧制中学・高校について。
しっかりした説明は他の良い文献がありまくりなので、気になったことだけ。順次増えてきます。
当時、学校群制度とか複合選抜とか、センター試験なんて便利なものは当然なかったので、受けたい学校が被ったら運が悪いと泣くしかない。
番外メモ…幼年学校
もともと東京・仙台・名古屋・広島・熊本にあった。大正の世界的軍縮で昭和初期には東京一校しかなかったけど、昭和一二年あたりから順次復活。
今の宝塚音楽学校タイプの受験スタイルで、中学1年か2年しか受験出来なく、一学年150人程の狭き門。自分たちをカデ(フランス語で幼年学校生カデットの略)と呼んで、中卒と区別していたらしい。
軍事科目はまだなくて、普通の中学での教科(フランス語・ドイツ語・ロシア語・英語から学校ごとに違う)に音楽、地理の授業が多い。勿論全寮制で、上級生の模範生とが下級生の班の面倒を見る。教官は若手士官が多く(二五歳とか)、彼らが13〜15歳を教えたりとか、なんだか夢みたいなところだなあ。
…士官学校は一高か士官学校か海軍兵学校か、と言われる程の難関。将校になるにはここに行かなきゃならなくて(学徒出陣組は別の試験がある…)、